光毒性

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

精油には、使用するときの禁忌事項注意事項があるものがあります。今日までいくつかの精油をご紹介させていただきましたが、その中でいくつかの精油の禁忌事項だった『光毒性』について、簡単にご説明させていただきますᐠ( ᐛ )ᐟ

光毒性とは

光毒性のある精油が皮膚についた状態で紫外線に当たると、発赤・かゆみ・火傷・シミなどのトラブルが起こってしまいます。
原因は、精油に含まれているベルガプテンなどのフロクマリン類です。フロクマリンは紫外線を吸収し、皮膚内へ放出してしまうんです。

小学生の頃の理科の授業で…
白い紙に黒丸を書いて、太陽の光を虫めがねで当てる。という実験をしたことを覚えていますか?光が当たった黒丸からは煙が立ちましたよね!
白い紙が地肌。黒い丸がフロクマリンを塗布した肌です。普通に日光に当たるよりも、紫外線の影響が大きくなってしまいますね。

1970年頃には、まだ光毒性は今のように広く知られていませんでした。なので、ベルガモットの精油が高濃度に配合された化粧品や香水がたくさん販売されていたそうです。その化粧品などを使用した方々に大きなシミや炎症などの皮膚トラブルが起こってしまったんです。
今でもベルガモット精油が含まれる化粧品などは販売されています。でも光毒性にならない濃度にしてあったり、FCFを使用しているため問題ありませんよ♪

光毒性がある精油

ベルガモット
レモン
*グレープフルーツ
*ライム
*オレンジ・ビター
*アンゼリカ(シード・ルート)
*クミン

光毒性を発揮する精油濃度(国際香料研究協会による)

ベルガモット 0.4%
アンゼリカ・ルート 0.78%
レモン 2.0%
グレープフルーツ 4.0%

ベルガプテンフリー

ベルガモットの光毒性がダントツで高いですね〜!!女性に人気の高いベルガモット精油ですが、このままだと日中に使うことができません… でも大丈夫♪
ベルガモットには光毒性の原因である「ベルガプテン」という成分を除去した精油があるんです。これらの商品は、『ベルガプテンフリー』とか『ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)』と表示されています。

光感作

光毒性に名前の似た「光感作」というものがあります。
光感作はアレルギーです。光感作作用のある精油を塗布することで、精油成分が体内に入った状態で紫外線に当たると、かゆみや発赤などのアレルギー症状が起こる人がいます。
塗布したところだけではなく、全身に症状が出てしまうこともあるんです…

光毒性のある精油を日中に使うときには気をつけましょうね。
やっぱり心配…という方には、ナイトケアや芳香浴がオススメです◡̈♡

☆ Comment ☆