ゼラニウム・エジプト

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

今日はバラの香りに似ている「ゼラニウム・エジプト」についてご紹介いたします♪

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rose geranium
(和名:テンジクアオイ)
学名:Pelargonium × asperum
(ペラルゴニウム・アスペルム)
科名:フウロソウ科
ノート:ミドルノート
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:エジプト
香りの特徴:ローズ+ハーブのような香り
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ゼラニウム・エジプトとは

ローズに香りがとても似ているため、ローズゼラニウムと呼ばれています。
約1mまで成長する多年草で、ピンク色の花を咲かせます。ゼラニウムには200種類以上ありますので、使用するときには学名の確認をお忘れなく♪
蚊が嫌がる香り成分が含まれているため、夏には蚊よけとしても活躍します。

ゼラニウム・エジプト 学名の由来

Pelargonium
[ギリシャ語] pelargos(コウノトリ)

asperum
[ラテン語] asperum(ザラザラした)

ゼラニウム・エジプトの主な成分

モノテルペンアルコール類
・シトロネロール
・ゲラニオール
・リナロール
エステル類
・蟻酸シトロネリル
ケトン類
・イソメントン

ゼラニウム・エジプトの主な効果・効能

☆止血作用
☆収斂作用
☆抗感染作用
☆抗菌作用
☆抗真菌作用
☆抗炎症作用
etc..

ゼラニウム・エジプトと相性の良い精油

クラリセージ、ローズ、柑橘系、サンダルウッド、ローズウッド、、

ゼラニウムはカラダ。ココロ。そして肌のバランスを整えてくれますよ◡̈♡

マジョラム

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

今日は「マジョラム」についてご紹介いたします♪

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German sweet marjoram
(和名:マヨラナ)
学名:Origanum majorana
(オリガヌム・マヨラナ)
科名:シソ科
ノート:トップノート
抽出部位:花と茎葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:エジプト、ザンビア、マダガスカル
香りの特徴:甘く、ほのかにスパイシーな香り
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マジョラムとは

60cm程の多年草で、毛の密集した茎と濃い緑色の葉。小さは白い花を咲かせます。

ギリシャ神話の女神であるアフロディーナが”この植物に香りを与え、太陽の光を浴びることのできる高い山に植えた”と言い伝えられています。古代ギリシアやローマ時代には、幸せの象徴とされていました。そして中世フランス王アンリやエリザベスⅠ世は、リネン類の香りづけに使っていました。

マジョラムにはスウィート・マジョラムの他に、スパニッシュマジョラム(Spanish marjoram, 和名:マスチックタイム)などもあり、種類が豊富です。使用するときには、学名をしっかりと確認しましょう!

マジョラム 学名の由来

Origanum
[ギリシャ語] oros(山), ganos(素敵なもの、喜び)

majorana
[英語] major(より大きい、重要な、転じて長寿)

マジョラムの主な成分

モノテルペンアルコール類
・テルピネン−4−オール
・cis-ツヤノール
モノテルペン炭化水素類
・γ-テルピネン
・α-テルピネン
・サビネン

マジョラムの主な効果・効能

☆強壮作用(副交感神経)
☆刺激作用(副交感神経)
☆抗菌作用
☆抗真菌作用
☆抗ウィルス作用
☆鎮静作用
☆リラックス作用
☆神経バランス回復作用
etc..

マジョラムと相性の良い精油

ラベンダー、ティートゥリー、ローズマリー、ユーカリ、シダー、、

マジョラムの香りには、温もりを感じます♪
みなさんも、ストレスでカラダに力が入ってしまっているときなどに使ってみてはどうでしょう。副交感神経刺激作用で血行も良くなり、カラダもココロもポカポカになれますよ◡̈♡

光毒性

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

精油には、使用するときの禁忌事項注意事項があるものがあります。今日までいくつかの精油をご紹介させていただきましたが、その中でいくつかの精油の禁忌事項だった『光毒性』について、簡単にご説明させていただきますᐠ( ᐛ )ᐟ

光毒性とは

光毒性のある精油が皮膚についた状態で紫外線に当たると、発赤・かゆみ・火傷・シミなどのトラブルが起こってしまいます。
原因は、精油に含まれているベルガプテンなどのフロクマリン類です。フロクマリンは紫外線を吸収し、皮膚内へ放出してしまうんです。

小学生の頃の理科の授業で…
白い紙に黒丸を書いて、太陽の光を虫めがねで当てる。という実験をしたことを覚えていますか?光が当たった黒丸からは煙が立ちましたよね!
白い紙が地肌。黒い丸がフロクマリンを塗布した肌です。普通に日光に当たるよりも、紫外線の影響が大きくなってしまいますね。

1970年頃には、まだ光毒性は今のように広く知られていませんでした。なので、ベルガモットの精油が高濃度に配合された化粧品や香水がたくさん販売されていたそうです。その化粧品などを使用した方々に大きなシミや炎症などの皮膚トラブルが起こってしまったんです。
今でもベルガモット精油が含まれる化粧品などは販売されています。でも光毒性にならない濃度にしてあったり、FCFを使用しているため問題ありませんよ♪

光毒性がある精油

ベルガモット
レモン
*グレープフルーツ
*ライム
*オレンジ・ビター
*アンゼリカ(シード・ルート)
*クミン

光毒性を発揮する精油濃度(国際香料研究協会による)

ベルガモット 0.4%
アンゼリカ・ルート 0.78%
レモン 2.0%
グレープフルーツ 4.0%

ベルガプテンフリー

ベルガモットの光毒性がダントツで高いですね〜!!女性に人気の高いベルガモット精油ですが、このままだと日中に使うことができません… でも大丈夫♪
ベルガモットには光毒性の原因である「ベルガプテン」という成分を除去した精油があるんです。これらの商品は、『ベルガプテンフリー』とか『ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)』と表示されています。

光感作

光毒性に名前の似た「光感作」というものがあります。
光感作はアレルギーです。光感作作用のある精油を塗布することで、精油成分が体内に入った状態で紫外線に当たると、かゆみや発赤などのアレルギー症状が起こる人がいます。
塗布したところだけではなく、全身に症状が出てしまうこともあるんです…

光毒性のある精油を日中に使うときには気をつけましょうね。
やっぱり心配…という方には、ナイトケアや芳香浴がオススメです◡̈♡