アロマテラピー

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

今までいくつかの精油をご紹介しました。
精油はアロマテラピーで使われるものなのですが、そもそもアロマテラピーって何?という方へ。今日はアロマテラピーについてご紹介します(^-^)ノ

アロマテラピーとは

AROMAは「芳香」。THERAPYは「療法」です。
AROMA THERAPYはフランス語でアロマテラピー。英語でアロマセラピーと読みます。
アロマテラピーでは植物の花や葉、枝、樹皮、柑橘系の果皮から抽出した精油を使って行います。

精油は「植物のホルモン」とも呼ばれています。私たち人間が生きていくのに必要不可欠なホルモンと同じで、受粉のためや動物から食べられないようにするためなど生き残るための自己防衛手段として必要不可欠な成分です。

アロマテラピーという言葉は1927年にフランス人化学者のルネ=モーリス・ガットフォセが作った造語です。1927年はアロマテラピー元年と呼ばれています。ルネ=モーリス・ガットフォセが研究中に火傷をしてしまい、ラベンダーの精油に浸したことをきっかけに研究を始めました。

フランスでアロマテラピーは、医療や治療に使われてきました。フランスでアロマテラピーを学んだマグリット・モーリーはイギリスへ伝えました。イギリスでは美容や幸福感、リラクゼーションを目的としたアロマテラピーが伝わっていきました。

アロマテラピーの歴史

古代

紀元前3000年頃の古代エジプト文明では、宗教儀式や皮膚を守る軟膏などに使われていたと言われています。ミイラを作るときにはミルラクローブペッパーシナモンなどが使われていました。またクレオパトラはバラの香りをふんだんに
使用していました。
古代ギリシャ文明には、”医学の父”ヒポクラテスが治療に多くの薬草を用いるようになりました。

古代ローマになると、香料は貴族から市民にも広がっていきました。新約聖書のキリスト誕生では、「東方の三賢者が黄金、乳香(フランキンセンス)、没薬(ミルラ)を捧げた」ということは広く知られています。オーストラリアではアボリジニーがティートゥリーを用いていました。インドではアーユルヴェーダ医学で。中国でも植物療法が行われてきたことなど世界各国で植物が使われていました。

人間は昔から「植物のパワー」に助けられていたんですね◡̈♡

カモマイル・ローマン

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

今日の精油は「カモマイル・ローマン」です♪

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roman chamomile
(和名:ローマカミレツ)
学名:Chamaemelum nobile
(カマエメルム・ノビレ)
科名:キク科
ノート:トップノート
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:フランス、ハンガリー
香りの特徴:リンゴに似た甘酸っぱく心地よい香り、フゼア調
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カモマイル・ローマンとは

カモマイル・ローマンは多年草で、ジャーマンよりも大きくて平たいお花です。
「香りの芝生」と呼ばれ、ギリシャ語は「地面のリンゴ」とも呼ばれています。
踏んでも良く育つ生命力の強い植物で、花言葉は「逆境に耐える・苦難の中の力」!!

カモマイル・ローマンの主な成分

エステル類
・アンゲリカ酸イソブチル
・アンゲリカ酸イソアミル
・アンゲリカ酸メチルアリル
モノテルペン炭化水素類
モノテルペンアルコール類

カモマイル・ローマンの主な効果・効能

☆鎮痙攣作用
☆鎮痛作用
☆前麻酔作用
☆中枢神経鎮静作用
☆抗炎症作用
☆鎮痛作用(無痛覚)
☆誘眠作用
☆鎮掻痒作用
☆抗アレルギー作用
etc..

カモマイル・ローマンと相性の良い精油

柑橘系、シナモン、イランイラン、クラリセージ、ローズ、ジャスミン、、

カモマイル・ジャーマンはほんのちょっとクセのある香りなため、ローマンの方が好きな方が多いかもしれません。私はカモマイル・ジャーマンもカモマイル・ローマンもアレルギーによる痒みに。というイメージが強いです。だだ、両方ともお値段がお高めなんですよね…
1~2滴でも、とても存在感があるカモマイル・ローマン。
ブレンドするときには気をつけましょう◡̈♡

カモマイル・ジャーマン

こんにちは。
Relaxation Therapist みえこです。

今日は「カモマイル・ジャーマン」についてご紹介いたします♪

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german chamomile
(和名:カミレツ,カミルレ)
学名:Matricaria recutita
(マトリカリア・レクティタ)
科名:キク科
ノート:ミドルノート
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:エジプト、スロベニア、フランス、ユーゴスラビア
香りの特徴:濃厚な甘い香りで、少しアニマル調
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カモマイル・ジャーマンの注意事項

ブタクサアレルギーの人はアレルギーを示すことがあるため、原則としてパッチテストを行ってから使用しましょう。

カモマイル・ジャーマンとは

カモマイルには、カモマイル・ジャーマンとカモマイル・ローマンがあります。
カモマイル・ジャーマンは1年草の小さいお花で、真ん中がポコッと出ています。
夜にカモマイルのハーブティーを飲むとリラックスできて、よく眠れる。というのは知っている方も多いですが、このハーブティーで使われるは苦味のないカモマイル・ジャーマンが多いです。
ドイツでは「母の薬草」。中国では「母菊」。フランスでは「貴人の花」とよばれ、家庭の民間薬としてよく使われています。
精油はカマズレンが入っているため、紺碧(アズレンブルー)色をしています。

カモマイル・ジャーマン 学名の由来

Matricaria
[ラテン語] matrix(子宮)

recutita
[ラテン語] recutio(打ち返す、下に反り返る)
開花時に花びらが舌状に反り返って咲くため。

カモマイル・ジャーマンの主な成分

酸化物類
・ビサポロールオキシドA
セスキテルペン炭化水素類(-)
・β-ファルネセン
・カマズレン
セスキテルペンアルコール類

カモマイル・ジャーマンの主な効果・効能

☆抗炎症作用
☆抗アレルギー作用
☆鎮掻痒作用
☆鎮痙攣作用
☆鬱血除去作用
☆瘢痕形成作用
☆健胃作用
etc..

カモマイル・ジャーマンと相性の良い精油

柑橘系、ラベンダー、サイプレス、シダー、フランキンセンス、、

カモマイル・ジャーマンの効果・効能を見ると、いまの時期の花粉による肌の痒みにピッタリですね◡̈♡